「上肢の到達運動課題を行う際の姿勢反応において、両脚や体幹、反対側の腕、同脚の脚の活動を引き起こす」
このような例として、姿勢変化が随意運動前の身体姿勢と動作課題に依存している(APA)の話はよく聞き、私も臨床では注意すべき点として捉えてきました。これに対して神経生理学では、下降路性、フィードフォワードの関連性について述べている文献が数多くみられるようになっています。
しかし、このような姿勢反応に必要な神経生理学の下降路を、
「柔軟性の少ない下降路」
と述べている文献がありました。つまり、認知要因や動作状況の前後関係によって姿勢反応が変化するものであり、目的志向的な姿勢調節を事前にプログラムする随意運動の内的表現を意味するものと考え、むしろフィードバック機構として、大脳基底核や小脳との関わりが重要であると述べているようです。
単に、リハビリ室で対象者が受け身的になっていたり、ハンドリングだけでの介入だけでは今解明されてきているシステムだけでは不十分である、と理解してよいのでしょうか。
「トイレに行きたい」「何か飲みたい」
普段、何も感じずに当たり前のように介入してしまう私・・・。
この時に起きる・立つ・手を伸ばすなどの行為そのものが、随意運動の引き出せる最高のチャンスであり、このような個人の意志や感情の状態に合わせたハンドリング介入を意識すべき点として私は理解するようにしました。
2012年2月5日日曜日
2012年1月28日土曜日
私のおすすめ海外旅行 ~サントリーニ島~
いつも固い話ばかりなため、気分転換に、勝手ながら私のおすすめ海外を紹介させて頂きます。
建物はほぼ白で統一されていて、静かな町です。
サントリーニ島風景。
サンセットはとてもきれいでした。
夜になると風景ががらりと変わります。
ホテルには大体プールがついてます。
私が使用していたホテルです。
どのホテルも海岸沿いのため、眺めは絶景です。
調子に乗りました。
サントリーニのお店達。
食べ物は・・・やはり日本食が№1!!
建物はほぼ白で統一されていて、静かな町です。
サントリーニ島風景。
サンセットはとてもきれいでした。
夜になると風景ががらりと変わります。
ホテルには大体プールがついてます。
私が使用していたホテルです。
どのホテルも海岸沿いのため、眺めは絶景です。
調子に乗りました。
サントリーニのお店達。
食べ物は・・・やはり日本食が№1!!
お店の品はほとんど外に出ています。万引きされないか、心配になります。
英語は単語レベルで何とかなりました。わからないことは、町の人に聞けば比較的に大丈夫でした。
でも、かなり光が強いため、肌のケアが必要になります。
今国自体が危ういですが・・・。
機会があれば、ぜひ!
2012年1月5日木曜日
神経筋システムの適応能力
神経筋システムは適応能力があり、中枢神経系から筋システムに送られる情報が変化すると、筋組織の構造と機能を変化させるかもしれない。また、逆も同様である。例えば、中枢神経系障害が原因で筋の使用方法が変化すると、結果として中枢神経系の機能と構造も変化する。これには、individual, functional task, enviromentとの相互作用を背景にわかりやすく説明されています。
近代ボバース概念 ‐理論と実践‐ Bente E. Bassoe Gjelsvik, 新保松雄、金子唯史、佐藤和命より
他の文献ではこの下の図を用いて、
「ヒトは、年余にわたって内在する精神‐情緒状態とともに、姿勢そのものが影響を受け、構造面あるいは心理面の治療が必要になる。」
Thomas W. Myersより
「負の情動はすべて屈曲となって現れる」
Feldenkrais Mより
と述べていました。このことから、対象者を評価するにあたって、そのヒトの生き方や性格等の情報はとても重要なのだと改めて考えさせられました。やはり、心理学を学んでいることは無駄ではない。そう思うとテンションが高くなりました。
2012年1月2日月曜日
社会心理学 ~組織と集団~
新年あけましておめでとうございます。
2012年初ブログは社会心理学について述べさせていただきたいと思います。
大学の授業で、社会心理学の魅力に圧倒されました。この分野は本当の楽しいです。
ほんの一部ですが、一つ授業で習ったことをご紹介させていただきます。
組織や集団における日本特有の社会心理学の捉え方では、2‐6‐2の法則があるといわれています。具体例を挙げると、上層部が2割、中堅にあたるのが6割、悪い言葉で説明してしまうと、下の立場で、いつも怒られてしまう立場の人間が2割。
では、下の立場の人間2割と中堅にあたる人間2割を入れ替えたとします。すると、必ず怒られる人間が2割できてしまうらしいのです。
新人さんが入社すると、今まで怒られていた2年目の社員さんが、急に怒られなくなる。かといって、仕事が急にできるようになったわけでもなく・・・。よく思い浮かべると何となくわからなくもない気がします。一気に新人さんに視線の向きが変わるのでしょうか。同じ内容のミスをしたとしたら、新人さんが目立つのかもしれないですね。見方を変えると、怒られる立場の人間がいるから、上層部の立ち位置がより明確になるともいえるかもしれません。
職場の上司は、私の存在(ダメ人間)のおかげで光っている!?
2012年初ブログは社会心理学について述べさせていただきたいと思います。
大学の授業で、社会心理学の魅力に圧倒されました。この分野は本当の楽しいです。
ほんの一部ですが、一つ授業で習ったことをご紹介させていただきます。
組織や集団における日本特有の社会心理学の捉え方では、2‐6‐2の法則があるといわれています。具体例を挙げると、上層部が2割、中堅にあたるのが6割、悪い言葉で説明してしまうと、下の立場で、いつも怒られてしまう立場の人間が2割。
では、下の立場の人間2割と中堅にあたる人間2割を入れ替えたとします。すると、必ず怒られる人間が2割できてしまうらしいのです。
新人さんが入社すると、今まで怒られていた2年目の社員さんが、急に怒られなくなる。かといって、仕事が急にできるようになったわけでもなく・・・。よく思い浮かべると何となくわからなくもない気がします。一気に新人さんに視線の向きが変わるのでしょうか。同じ内容のミスをしたとしたら、新人さんが目立つのかもしれないですね。見方を変えると、怒られる立場の人間がいるから、上層部の立ち位置がより明確になるともいえるかもしれません。
職場の上司は、私の存在(ダメ人間)のおかげで光っている!?
2011年11月19日土曜日
リーチ動作における多関節運動学~筋活動の変化~
前回のブログで、リーチ動作の話をさせて頂きました。
今回の文献にも前回の内容と共通する重要な部分があると感じたので、紹介させて頂きます。
2つの関節の組み合わせ運動を遂行する際に、その原動力となる主動筋は、両関節周囲にあると述べられています。
ヒトが運動に入る際は、人間の構造上、多関節にわたって全身活動として表れます。
図は上肢のみですが、多関節運動下では、各関節動作の主動筋を一律に考えるのではなく、多様な活動と機能を考える必要があると述べています。
・AとBでは同じ重量をもっても、矢印方向によっては原動力となる主動筋は最大活動を示すとは限らない。
・このように筋活動からみると、主動筋の中には、最大挙上重量に対する割合より低い活動しか行っていない主動筋が存在する→鍛えたい筋に対して有効な負担量になっていない場合がある。
前回のブログの参考も加えることによって、この図も、物を持ったときの傾きや重量変化に対して、多関節に渡り固有感覚情報をキャッチし、脳が筋活動の微妙な割合をコントロールすることで成り立っているものだと私は考察しています。
この文献から考えた場合、学生レポートに必要な検査にMMTがあります。
もし、学生と同じ条件下で評価する立場となったら、今の私でも学生と同じ検査結果と考察の不一致が生じるかと思います。
つまり、MMTの結果だけでは説明ができないことが多いとういことですね。
学生さんを指導する難しさを痛感しています。
参考文献:
参考文献:
2011年11月13日日曜日
リーチ動作におけるplanning機能~固有感覚の重要性~
日頃、上肢に対して、物を介した訓練と介さない訓練を行うことがあります。この違いにどんな影響があるのかを専門職として考えなければならないと思っています。が、日々患者さんの反応をみて考察する過程は、私にとってはとても難しい問題です。ボーっと文献を眺めていたら、1つ興味深い内容を発見することができました。
今回は、何かに手を伸ばす時、神経学的にどのように成り立つかを調べていました。手の構え(プレシェーピング)は、物の形状を視覚的に捉え、その対象物の特徴を記憶と皮質でplanningされることで形成すると言われています。私の中ではこの時点でリーチ動作のplanningが成立するものと考えていました。
CordonとGetzによると、
抹消の太い軸索群に神経障害を有する患者は、触覚や位置感覚、伸張反射がない。対象物に腕を伸ばしてつかむ時に目を閉じると、動いている腕からフィードバック情報が入らないため、正確な到達運動ができない(距離感のとり方を記憶しているのにもかかわらず)。また、彼らは到達運動のplanningができないこと研究で分かった。固有感覚の情報は、肢の状況を内的に再現し、刻々更新することに貢献する。
この話によると、絶え間ない更新がないと、動作を導くのに使われるplanning機能が起きなくなるようです。言い換えると、planning形成に必要な皮質の働きが起きなくなると考えることができるようです。これを考慮して患者さんを分析するとなると、最初から終わりまで、どのフェーズで失敗しているのかをしっかり見極めないといけないと改めて考えさせられました。でだしの手指・手関節か?その前の視覚か?記憶か?中間地点の肘の役割か・・・。
患者さんを簡単に高次脳(失行など)と決めつける私。この文献を読んで、とても無責任さを感じました。
参考文献:
参考文献:
2011年11月9日水曜日
呼吸と腹臥位の関係性
くも膜下出血後重度の左片麻痺を呈した寝たきりの患者さんの体験話です。
腹臥位を促したところ、普段端坐位もとれない方が、体幹(特に下部体幹)の可動性が呼吸とともに変化し、端座位もとれるようになりました。この患者さんは胸膜炎を一度起こして入院されています。
腹臥位と呼吸リハビリの重要性について載っている文献に当てはめてみたいと思います(単に当てはめるのはいけないと思いますが、知識のない私にはまず学びのために・・・)。そしてこの本は注意障害の私にとっても非常に読みやすい本です。
・絶対安静・仰臥位のリスク
① 肺胞動脈血分圧の低下
② 肺内シャントの増加
③ 動脈血酸素分圧の低下
④ 機能的残気量の低下
⑤ 下側肺に生理的変化
⑥ 下側肺障害の発生
寝たきりになると、繊毛運動が低下、気道内の分泌物貯留するようですが、これらは重力により特に背側にたまるようです。
背側の全域が抹消からつぶれてしまうと機能的残気量が低下し、換気ができなくなるようです。この状態が続くと肺内シャント血流が増加し、下側肺障害を発症する要因になるといわれています。
この文献では仰臥位をできるだけ避け、可能な範囲で側臥位や腹臥位の反復をすることをすすめておりました。

この内容が、端座位がとれるすべての要因に当てはまったとは思ってはいません。たしかに体幹背部が大きく変化していました。それに伴い肩甲胸郭関節となる肩甲骨の動きも、座位における空間で定められる範囲が広がったことも大きな要因になったと考えています。
動きを止められていた横隔膜や血流変化による臓器機能の影響も考えられるのでしょうか。今後も、寝たきり・肺疾患・心疾患などのポジショニングを検討し、どのような影響を与えていくことができるかを考えていきたいと思います。
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