2016年12月28日水曜日

お正月を健康に過ごすために ~血糖値~

 早いもので、クリスマスも終わり、今年も終わってしまいそうです。

 大学院に行ってはじめて研究というものに触れて、無知だった私にとっては、濃い内容を過ごせた1年であったように思います。

 将来研究者として活動していきたいという思いも持つようになったことは、私にとって視野が広がることにもなりました。

 ただ、日々の臨床はとても楽しくて、自営業という夢も捨てきれません。来年、修士論文にとりかかった後、どんな世界が見えるようになるのか。本当にやりたいことが見つかるのかもしれません。

 そのためには、やはり常に健康でいる必要があります。


 今日の朝羽鳥のモーニングショーという番組で健康と血糖について述べられておりました。

 おせち料理は塩分や糖分の宝庫であり、一番太りやすい時期であると言われています。

 「甘いものがほしい」

 私もいつも思ってしまうことですが、これはすでに脳が糖分を求めている状態に陥っているとのことでした。血糖の変動を少なくすることで、徐々に糖分を求めなくなるというようなニュアンスでのべられていました。

 下の図はその内容のイメージです。
 このイメージ図のように、急に血糖を挙げてしまうと、インスリンの過剰な働きによりもともとのベースラインよりも血糖値が下ってしまうようです。この現象は、結局満足できずに、また糖分を求めたくなるという悪循環を例にしたものです。

 食べる順番にまず最初に野菜から、みそ汁から・・・と言われている意味が分かります。

 今日挙げられていた内容としては、年越しに食べるそばにはルチンたっぷりのねばねば系の食べ物を一緒にとることで、コーティングされ、胃・腸などにおける吸収を妨げられるということです。

 またおせち料理では、酢の物から摂るようにし、血糖値の急激な上昇を防ぐことが期待できるそうです。お餅はできるだけ、やわらかいものよりもかたいもので、消化に時間がかかるものが良いとのことでした。

 また来年も健康でいられるよう、食生活の方も気にしていきたいと思います。

2016年6月15日水曜日

素人統計学 ~相関係数~

 この図では、とてもきれいな直線図となっています(こんな例はないと思いますが)。










 Xの変化に対して、YもXと同じように変化していることが分かります。

 











 この理想的な直線図は相関係数として1~-1の間をとり、1や-1に近ければ近い程、相関係数の強さを表すようです。











 例えば、

「伸長Aが高くなれば体重Bも増える」

としたとき、この直線から大きくずれてしまうと(ばらつきが多い)、この仮説が正しいという信頼性は弱くなってしまいます。














 このばらつき具合のデータの捉え方・考え方は、研究の領域によって異なるようです。例えば、心理学と社会学で比べてみます。










‐1≤r≤1とした時、


心理学の場合、
  .00±.20     ほとんど相関がない
±.20±.40   弱い相関がある
±.40±.70   中程度の相関がある
±.70±1.00   強い相関がある







社会学の場合、
     ±. 10   弱い相関
  ±. 30   中程度の相関
  ±. 50   強い相関









 社会学の場合、心理学に比べて相関の強さを示す範囲がかなり広いんですね。










 その理由として、心理学に比べ社会学は、かなり広い視野・大きな規模での分析になるということが一つ考えられているようです。


















 統計手法はもちろん、このような結果の解釈は、研究者が何を明らかにしたいかにも影響を受けるかもしれません。

 

2016年5月23日月曜日

偏差値

前回のブログでは、分散と標準偏差について述べました。

山の形をしている正規分布で、でた数字によって山の形の特徴を表しました。

今回は、学校の成績でよく使われている偏差値です。

偏差値は50が真ん中と言われていることから、山の形のど真ん中が50と想像します。

偏差値の計算式は、

まずは、Zi=個々の点数-平均点÷標準偏差

偏差値=10×Zi+50→つまり、平均点をとると、Ziが0になるので偏差値は真ん中の順位の50!!


となります。例えば、科目67点-平均点53点÷10(ここでは10)とします。これを計算すると、、、

計算すると偏差値は64となります。ちなみにZiが1.4でした。つまり、標準偏差10に対し、1.4倍!!ということになりますね。真ん中の50の+方向に14進んだ位置になりますので、この67点という成績の偏差値は64です。

 では、この偏差値平均50から+の方向に14の位置、つまり64とはどのくらいのレベルなのか。。。

 ここでブログでだした標準偏差の範囲は、1SDと呼ばれるようで、この範囲は真ん中から+面と-面両方含めて64%の割合をだすようです。つまり、真ん中から32%の位置になります。

 偏差値の場合、1SDは60、2SDは70の位置になるようです。つまり、偏差値64の数字はど真ん中から+32%以内の人たちよりも上の位置になるということになります。

 1SDが64%となるようですが、100%より64%を引くと、36%になります。つまり、真ん中より+32方向、50以下の位置が2SDの範囲となります。偏差値70を超えたら、全体のわずか2.5%内の順位になるのですね。


参考資料
東京福祉大学 心理学統計資料、 桜美林大学 心理統計学資料



2016年5月18日水曜日

分散と標準偏差 A社、B社どっちに就職する?!

8人社員がいるA社とB社があったとします(以下の数字、単位は100万)。






A社の給料として、
4、4、5、5、5、5、6、6

B社の給料として、
1、2、3、5、5、7、8、9

とします。






平均は・・・どちらも同じ!!皆さんは、どちらを就職しますか?










これを統計学で散らばり具合を分析していくのに、分散と標準偏差というものを利用するようです。











実際の方法が、まず中央値(ここでいうとAもBも5)から、個々を引いて合計し、それを人数で割り算します。これが平均からの距離、つまり偏差になります。すると、、、












答えが「0」!?












これはプラス、マイナスが存在するためだそうで、これを単純に2乗してしまえば!というものが分散の計算式になります。














これで0になることはなくなりますが、このままですと、単位(ここでは円)が2乗のままになってしまいますので、√を用いて2乗をはずします。これが標準偏差の計算式になります。














経過を省略し、結果は、、、

A社:0.71

B社:2.69

となりました。この数字がなんの意味を示しているのか素人の私にはわかりにくい。







イメージとしては、B社に比べA社の方が、正規分布という図において、幅が狭く背が高い急な傾斜をもつ山のような絵になります。












つまり、A社はB社に比べ、真ん中から近いんですね。給料をもらう人たちの差が少ない(ばらつきが少ない)。一方で、B社はA社に比べ、給料をもらう人たちの差が大きい(貧富の差が大きい?)。















私の個人的な分析では、












A社はそんなに能力の差がなくてもみんなと近い数字の給料をもらえる♪でもいくら頑張って努力しても、下の人とそんなに変わらないから、やりがいがない??















B社は最初の給料は低いけど、頑張れば皆より給料がもらえる♪でもトップになるまでの過程が大変だから、最初から幅の少ないある程度もらえるA社の方がいい??また、B社はA社に比べ、仕事の求められる量と給料があってそう・・・
















などなど。このように数字だけで答えを求めるのはむずかしいですね。結果のでた数字をどのように分析するかが求められそうです。














慣れない統計学、本当に嫌になりますが何とかくいついていきたいと思います。
 

2016年2月21日日曜日

PT・OTの非常勤のメリット

 非常勤のメリットがあげられる職業としては、私たちコメディカルが含まれているようです。

 資格とある程度の技量と経験によって、非常勤下ではどこへいっても対応できるという意味だそうです。もちろん、急性期から維持期、訪問などの分野としての専門性は異なってくるかもしれませんが。

 非常勤のメリットはやはり

「責任を負う必要がない」

これには、普段の書類関係や委員会、科内の会議等の残業がないことが挙げられそうです。学生をもつことも、新人さんを担当することもないのが魅力的です。つまり、

「患者さんだけの治療に専念できる」

ということになります。本来の技術職としての仕事に没頭できることにもなりそうですね(もちろん、学生さんや新人さんをうけもつことは良くないとは言っていません。必要な経験ですしとても勉強にはなると思います)。

 何故か技術職にもかかわらず、役職がついてくると患者さんから離れ、実際の治療もちょっと・・・というセラピストが多くなってきていると聞きますが。病院側の多くの評価は実際の患者さんとのやりとりで判断している訳ではありません。

 「病院経営療法士?!」

と言いたくもなることも。

 話がまたまたそれましたが、患者さんの治療に専念でき、また自分の時間ができるという点です。時間はお金で買えませんから。いろんなことに挑戦できます。今後のPT・OTの未来は暗い話ばかりだからこそ、自分の時間を作っていろんなことにチャレンジすることも必要なのではないかと思います。

 過去のブログで、お金と有意義な生活を比べた話がありましたが、今回の議題としては、非常勤は魅力的なものであると感じています。

 もちろん、デメリットもたくさんあります。社会保障をはじめ、自分で計画的にお金を管理する必要があります。でも週に3~4勤務することで社会保障が得られるところもあります。

 また、退職金もありますが、職場によっては基本給がとても低いところもあります。その意味では退職金は月にどれくらい貯蓄しているのかを計算すると・・・ということになります。実際に計算してみたほうがいいのかもしれません。

 退職金や賞与で常勤を選択するのであれば、基本給と昇給をよく確認した方がいいのかもしれません。

 そうなると、職場のストレスや心理的な縛り、時間等を考えると、非常に非効率な結果になっていることに気づくことがあります。働く場所・条件によっては時給にしたら、非常勤の方がよっぽどいいのかもしれませんね。

2016年2月4日木曜日

えごま油

 先日のテレビ
「私の何がいけないの?」
という番組でえごま油をとりあげていました。えごま油は、家庭の医学など、さまざまな番組でよく話がでています。

 今回の内容では、えごま油をとるタイミングと量でした。その効果は”腸肌改善”、肌のシミと体重が減少したというものです。テレビはどこまで信じてよいかわかりませんが、結果は一目瞭然でした。私はサラダにかけたり、納豆と混ぜたりと工夫していましたが、寝る前は実施したことがなかったですね。

 最近口内炎がひどい状態で続いていましたが、寝る前えごま油、大さじスプーン一杯で2日実施した後消えていました。肌の状態や体重はまだわかりませんが、効果が分かり次第アップしたいと思っています。また、乾燥肌は腸内環境にも関連していると言われています。35になってから、とにかく冬の乾燥がひどかったので、乾燥肌にも期待したいです。

 そのほかにアマニ油、チアシード、ココナッツオイルなど、たくさん注目されています(結構忙しい・・・)。どれもためしたことがありますが、今のところ、えごま油の寝る前大さじスプーン一杯が一番効果が実感できています。

 またしばらくえごま油が店頭からなくなるかもしれませんね・・・。

 話が変わりますが、ドン・キホーテでR-1ヨーグルトが一人当たり2個までと制限されていました。えごま油も制限されるかな。

 

2016年2月1日月曜日

免疫と体温

 低体温だった私が、最近ようやく36.5℃にいくようになりました!1℃下がるだけで、なんと40~60%も免疫が落ちるんだとか・・・。

 がん細胞は39℃後半で死ぬと言われています。理想的な温度は37℃らしいので、もうちょっと頑張ってみたいと思います。癌はほんとにこわい。若い人もたくさん癌になっています。人ごとではないです。

 最近行っていた方法として、①運動、②食生活、③睡眠です。

①運動
 折りたたみ自転車を購入しました。私の車はリーフで電気自動車なので、充電するのに約30分かかります。充電の間、勉強時間にあてていましたが、最近では自転車にのってその間に買い物をしたりするようになっています。結構いい運動になるし、心理的なストレス解消になります。体の負担は低くて継続できる感じがします。特に下半身の筋肉作用は、体温をあげてくれるので一石二鳥ですね♪
 そのほかにはワンダーコアを使用。これも腰に負担がかからないから、気軽にできてしまう。腹筋も大分割れてきた感じです。

②食生活
 あの石原先生の本を購入。石原先生が推奨しているしょうが紅茶をはじめるようになっています。紅茶にしょうが、はちみつ、シナモン、黒砂糖を混ぜて飲みます。実はこの4つ、とてつもなく健康効果が・・・。効果はまた今度述べてみたいと思います。身体はかなりあったまってくる感じです。特に朝一に飲むのが非常に効果的であると言われています。また朝は、排泄の重要な時間になるため、できるだけ胃腸に血液を使わないことが大事であると言っていました。つまり、朝の朝食はできるだけ控え、しょうが紅茶を飲むというものです。私の場合、朝を抜くと仕事上きついので、バナナ一本を食べるようにしています。バナナは胃腸に負担をかけないため、排泄機能を邪魔することは少ないようです。
 朝のコーヒーを日課にしていましたが、実はコーヒーは身体を冷やしてしまうみたいなんですね。なので、朝の9時から11時の間に飲むようにしています。この時間帯に飲むコーヒーもまた効果的であるとか。コーヒーは癌を抑制すると言われていますが、やはり冷やしてしまう要素もあるため、できるだけあったかいブラックコーヒーを飲むようにしたいですね。

③睡眠
 最近、夜中に寝るのをできるだけ避けるようにしました。また、寝る前の1時間はパソコン、携帯、テレビなど一切みないように心がけています。やはりこれらの電化製品は、ずるずると時間が過ぎてしまう要因になります。その分朝起きると、朝の判断能力は鋭い。余分な情報は自然とみないようになるんですよね。だから、夜の使用は危険なんです。

 前よりも疲労度が少なくなってきた感じです。また効果は、得に休みの日に感じるようになりました。疲労でグタグタしていた休日が、とても充実します。グタグタした休みを過ごすと次の日の仕事がつらくなります。身体がシャキッとした休日後の仕事はとてもスタートがいい感じです。なので、この①~③は休日を意識して活動するようにしてます。

 毎年、風邪にやられる私・・・。今年の冬は絶対にインフルエンザにならないと気合を入れています。

 起業したら、このような感じで規則的な生活を含めたアドバイス・カウンセリングができるようになりたいですね。今度受ける大学院のカリキュラムには栄養学が入っているため、しっかりと身につけていきたいものです。まずは、自分自身がきちんとケアできるように挑戦してみたいと思います。

2016年1月21日木曜日

睡眠について

 先週、TVでなぜ短時間の睡眠で生活できるのかをテーマにしている番組をみました。
 
 私は、本当に朝に弱く、睡眠をとらないとだめなタイプなので、過去に書籍で
「あなたもたったの3時間睡眠で生活ができる」
といった題名にひかれ、本を買ったことがあります。もちろん施行しましたが、失敗・・・。

 芸能人で短時間睡眠で生活できる方に注目されていたのは、食事と運動・習慣でした。

 食事には豆腐やみそ汁など、トリプトファンが入っている食べ物は眠気をさます作用があり、朝にとるとより効果が高まること、そして眠気を助長する糖質は多くはとらないことでした。

 運動・習慣に関してはいかに脳にスイッチを入れるかという内容でした。ゆっくり布団のなかで全身のストレッチをする、炭酸水を飲む、ジョギングをする、料理を作る・・・といったものです。また、寝る前の2時間をいかにリラックスするかを重要視していました。できるだけ部屋の明かりは暗くする必要もあると言っていました。短時間睡眠が可能な芸能人の人たちは、読書をしたり、瞑想をしたり、アロマを使ったりしてましたね。リラックス法には、人それぞれ違うのかもしれません。

 良く分析してみると、こうした習慣の人たちには、深い睡眠がとても効率的にとれていたとのことです。

 人生の大部分は睡眠だと思われます。この睡眠の時間を削ることができるのであれば、それは貴重な時間をだれよりも有することができるすばらしいことだと思いました。しかし残念な話が・・・。

 短時間睡眠を可能にしている芸能人方の遺伝子調査を実施したところ、やはり睡眠がとれている方に比べて、かなり傷ついてしまっていたようです。このままだと、大きな病気につながりやすくなるとのことでした。

 やはり睡眠はきちんととらないといけないんですね。ですが、眠る前と朝の運動・習慣や食生活を変えれば、かなり体調は良くなりそうな気がします。

 夜はついパソコンや本を読んで興奮してしまったりする悪い癖があります。朝はスイッチを切り替える習慣が「迫った時間」となってしまっているので、他のスイッチを探さなければいけません。ちなみに、今日の朝布団のなかでストレッチしようとしたら、二度寝してました。

2016年1月14日木曜日

さまざまな徒手療法

 理学療法士や作業療法士は、身体分野においては、少なからず治療者として対象者と「触れる」ことが多いと思います。むしろ、「触れる」ことが主要で、触れることに抵抗のある日本人の特徴的な心理面をもっていても、治療者と患者さんという関係性では、その空間は「触れる‐触れられる」という関係性が成り立ちます。現代では、セクハラや痴漢行為の事例が数多く挙げられていますが、その影響からか、心理学の世界において、昔と比べ男性のカウンセラーにはかなりの制限がかかってしまうとよく聞かれます。それだけ、リハビリテーション分野でこのように許される職業としては、とても魅力的であり、かつ責任重大な職業であるとも言えます。

 リハビリの世界でも、手技手法をはじめとした徒手療法は、数多くあります。フェルデンクライスのfunctional integration統合のように微細なタッチで対応するものや、関節モビリテーションで素早く関節を牽引するもの、筋膜リリースのように深部まで圧を加えるものなどさまざまです。私はbobathの環境でしたから、話す内容はbobathに近いものが今までも多かったと思いますが、私の印象では、bobathの先生方をみても、考え方や触り方、患者さんとのスペースの取り方は決して同じではなく、多様性のある印象を受けます。bobathはテクニックではなく、概念であるということがあるかもしれませんが(bobathを語れるほど、bobathは理解していませんが・・・)。

 学生や新人の頃は、よく疑問に思っていましたが、
「なぜリハビリテーションの世界では治療手技・徒手療法は統一されないのだろうか?」
と考えることが多くありました。一番効果の高い徒手療法をみんなやればいいのに。
この仕事をはじめての私個人の考えになりますが、さまざまな徒手療法をみたり、話を聞いてきましたが、どの手法においても、個人差がでるようですね。もちろん、経験年数や患者さんの求めるものによって違いがでるのは当たり前な話ですが。だから、この療法が良くてこの療法がだめとか、はっきりしてこないんだと思います。私はbobathだけでなく、AKAやフェルデンクライス、筋膜リリース等、そのトップを走る方々のアプローチをみてきました。やはりどれが一番正しいのかは、私のレベルでは判断できるものではないのですが、結果はもちろんのこと、考え方やスピリッツはどれもすばらしいものでした。不思議なことに、それぞれの先生方は、他の理論を否定していなかったこと、他の理論と思われる考え方を知っていたこと、何よりお話ししている内容がなんとなくですが、同じように聞こえてきました。それは、患者さんが困っていることを全身全霊を込めて聞き出そうとしている姿でした。言葉だけでなく、身体の方から心理面にかかわっている。その空間だけ可能としている共有・一体感、というような印象でした。決して専門的に言葉にはしていませんが、患者さんの心理を踏まえていることが大前提であると教えて頂けたように思えます。

 ヒトは信じ込むとそれが身体に表れるようになると聞きます。癌患者さんでも、精神的なもので治るものと治らないものと大きな差が出てくる話も聞きます。徒手療法はそれぞれ独自なものがありますが、患者さんがそれをしっかりと知り、患者さんが治療者を信用することが大前提なのだと思います。

 2月に大学院の入試があり、合格できるかはわかりませんが、
「触れるということ・心理的な側面」
という、大雑把ですが自分なりに研究していきたいと思っています。私の希望する学校は、心身を考慮した心理学的アプローチを専門としています。ぜひここで学んで更に一人前の作業療法士に近づけるよう、残り期間しっかりと入試対策をし、患者さんの思いが少しでも理解できるようなセラピストを目指していきたいと思います。