2021年12月5日日曜日

日産軽の100%電気自動車

  日産の軽が新たに100%電気自動車として来年度に発売されるそうです。


 


 値段は200万位ですが、国から補助が50万程支給される可能性があり、かなり安価で購入できる品物となっているようです。




 このように、電気自動車も手ごろな値段で購入できる日が近づいてきました。





 私は車に全く興味がありませんので、軽でも何でも使い勝手が良ければ購入してもよいかなとは思っています。



 

 普通の軽自動車よりもさらに大きいみたいですね。





 問題は走行距離ですが、おそらく170㎞程だと言われていますので、遠出をする方は不向きかもしれません。私のように街乗りレベルであれば十分活用できそうです。





 これまでの古いリーフとの走行距離はあまり変わらないかもしれませんが、バッテリー機能がかなり変化しているので、劣化の抑制については期待できそうです。

2021年9月13日月曜日

コロナ対策の一つ換気の重要性について

 コロナ社会において、換気は日常生活に欠かせない用語になってきていると思います。



 まずどこのお店に入っても換気がきちんとなされていないとそれだけでお店のイメージはダウンしてしまうし、入りたくなくなってきます。




 もちろんこれは個人的な見解なので、誰しも同じように解釈すべきであるとは思いません。



 この情報によると、国基準による換気では飛沫をすべて防ぐことができないと言われております。とてもわかりやすい動画ですね。これをみますと、換気が不十分な環境にいると思うだけで何だか気持ち悪くなってきます。



 

 コロナどうこうというより、このような状況下ではとても不潔な感じがして、食事をとること自体かなり抵抗あります。




 理想的な換気を行うためには、最低2ヶ所の窓を開けることが必要だといわれています。1ヵ所でも扇風機やサーキュレーターによってなかの飛沫をきれいに除去することができるんですね(特設サイト新型コロナウイルス)。




 2か所の窓があれば、それぞれの窓にサーキュレーターの向きを外向きと内向きに設置するくことで更なる換気が強化されるようです。





 サーキュレーターは365日私たちの生活に欠かせない存在になりそうなアイテムですね。

2021年8月12日木曜日

アイデンティティ文献検索とKHコーダーによる解釈

 
 先日、アイデンティティと精神的健康の関連について述べました。

 今回、作業療法におけるアイデンティティの国内論文の実態を把握しようと医中誌で検索したところ、該当する論文27件が確認されました。

 先行研究の文献研究を参考にし、27件の抄録をKHコーダーを用いて分析してみました。下記の図は共起ネットワークという図になります。

 検索キーワードを軸にしているので、「作業療法」と「アイデンティティ」は四角で囲まれています。

 この図から解釈すると、作業療法士には「職業」をキーワードとした尺度を用いて調査研究がなされていることがわかりました。

 別のグループでは、学生に対するアイデンティティの研究もヒットされているようです。尺度はPI(Professional Identity)を用いて検証がなされています。特に作業療法学生のPTは低い状況であることがわかりました。

 また、アンケートの妥当性、有効性を検証しているので、アイデンティティの指標を検討している段階なのかもしれません。

 セルフエフィカシーという用語も確認できました。やはりアイデンティティには、仕事の達成感や自身の可能性を把握するうえで必要な要因なのかもしれません。

 ちょろっと理学療法がでてきています。やはり作業療法を対象としたとき、理学療法もセットで検証されるようです。

 現段階のアイデンティティの指標として、作業療法士には職業アイデンティティ調査が、作業療法学生にはPIが、補足指標としてセルフエフィカシーが挙げられました。

 作業療法士のアイデンティティはどのような状況であるかについては、クリアになっていない、と判断してもよいのでしょうか。質的な研究はヒットされておりませんでした。

 自由回答等で明らかにすることで、より具体的な内容がみえてくるのかもしれません。


 

2021年8月9日月曜日

酸素飽和度について

  さまざまな資料を用いて酸素飽和度についてまとめていきたいと思います。


 まず、生命を維持するためには、エネルギーを消費続ける必要があります。


 それは、細胞が常に分裂し続けるということになるので、その都度エネルギーが必要になります。


 エネルギーを確保するためには、栄養が必要です。


 エネルギーに変換するためには、体温の維持や酸素の供給が必要といわれています。酸素があればあるほど、エネルギー変換は効率的になるようです。私たちのすべての細胞に酸素が必要になるということになります。


 そのためには、呼吸器系、循環器系、ヘモグロビンの協働作業が必要です。このうち、どれを欠いても息苦しくなると言われています。


 私たち作業療法士も、バイタルサインの一環として、呼吸器を測定する酸素飽和度を指標にすると思います(正式にはバイタルサインではなく、検査データであるそうです)。これには、percentageであらわれる数値で判断することが多いです。


 しかし、これだけでは不十分という見解もあるようです。酸素飽和度はどれくらいの酸素とヘモグロビンが結合しているか、その割合として表示されます。


 つまり、酸素飽和度が高くとも低くとも、ヘモグロビンの量によってその見方は変わってきます。


 酸素飽和度が90%前半でヘモグロビン量が多い場合と、酸素飽和度が90%後半でヘモグロビン量が少ない場合とでは、酸素化ヘモグロビンは前者の方が高いこともありえます。


 したがって酸素飽和度だけでなくヘモグロビン量も常に確認していく必要がありそうです。



 当たり前ですが、心拍数や呼吸数等さまざまな視点から対象となる方の呼吸器の状態を判断しなければなりません。その当たり前が私には難しい。



2021年8月5日木曜日

PubMedの使い方について

  PubMedの使い方を熟知しているほどではありませんが、私個人が普段扱う際の方法を述べたいと思います。


 まずPubMedをアクセスし、「Advanced」をクリックします。











 次に実際の検索方法に移ります。

 今回は、「タッチとリラクセーションを含み、ストレスは除外したい」で検索するとします。touchと入れたら、ANDをクリックします。


 






 次にリラクセーションを入れます。その次にNOTをクリックし、ストレスを入れます。すると下記のような結果となります。これでよければSearchをクリックします。


 






 検索結果です。462件ヒットされました。


 さらに論文を年代やPubMed内にあるもの、研究手法等で絞ることができます。





 更に必要な論文を確認しながら絞っていきます。次に下記の「Save」にクリックすると、一気にまとめられたデータを保存することができます。


 私の知っている方法は以上になります。


 文献研究などをする際は、このような方法をとることが多いです。

 

 ただ、英語や研究が不得意な私が使用している方法にすぎないので、もっとすてきな検索方法があるかと思います。

 

 少しでも参考になれば幸いです。

2021年7月24日土曜日

アイデンティティと精神的健康の関連について

 過去のブログ作業療法士の需要と供給についてのところで、アイデンティティに触れました。


 今回私が読んだ論文(田端ら、2012)には、アイデンティティが確立するということが精神的健康をもたらす可能性が示されておりました。


 この論文によると、精神的健康の維持にはネガティブな出来事により自己がダメージを受けることがあっても、そこから立ち直れる「レジリエンス」を備えていることが条件となっているようです。


 例えば失敗体験によるストレスレベルが同じだとしても、ひどく落ち込んでいるときと充実して元気いっぱいなときでは、受けるダメージが異なる可能性があります。つまり、レジリエンスが備わっていれば、どんなストレスにも前向きに対処できそうですし、そもそも捉え方が大きく変わる可能性がありそうです。


 そして、アイデンティティへの認識が重要であればあるほど、主観的幸福感との関連性もあることが示されておりました。


 このことから、アイデンティティの確立は、レジリエンスを高め、主観的幸福感を高める可能性が期待されそうです。


 主観的幸福感が高いことは、おそらく充実した人生を送っているという指標になると思います。


 やはり多くの作業療法士が抱えるアイデンティティクライシスは、今後の自身の人生におおきな影響を与えそうです。どうせ仕事をするなら、充実した毎日を送りたいです。

 

 もちろん、作業療法という仕事に満足できないのなら、一度きりの人生、他にやりたい仕事をみつけた方が、幸せになりそうです。


 次にレジリエンスや主観的幸福感が高いひととの健康寿命との関連性についても調べてみたいと思います。


 いやいや仕事をして、病気になることを想定した高い保険料を払って、病気になるというパターンよりは、楽しく充実した人生を過ごし、いつまでも元気に過ごしていきたいものです。


 現代は仕事に対する捉え方が多種多様になっているようです。資格をとったからといって、必ずしもその仕事をしなければならない、というわけではないと思います。いろんなことにチャレンジすることは、決して逃げではないと思いました。


 当たり前ですが、給料は私たちの生活を支えるうえで大切です。しかし、ある程度の給料をもらい、派手な生活を送らなければ十分に生きて行けそうです(正社員は本当に安定しているのか)。


 高級な給料を求めるのか、安給料でも納得した仕事にありつけるのかどうか、どちらが重要であるかは人それぞれだと思いますが、私の場合は後者なのかもしれません(お金はあればほしいです)。

2021年7月20日火曜日

「揺する」ことの効果について

  私はタッチングの研究を行っていますが、現段階では「ストローク」のみの研究に留まっています。

 

 ストロークの他にも臨床で触れる方法はいろいろあると思います。私の場合は、皮膚のみをgraspしたり、筋をしっかりgraspしたり、皮膚・筋の伸長を促すような触れ方をすることがあります。


 なかでも自然と臨床で実施するのが、「揺する」タッチングです。どの位の強さで、どの位の揺れを引き出すのかについて、全く統一が確立しているわけではありません。これは患者さんによって大きく変わるので、統一性を図ることはかなり難しいです。


 この「揺れ」によって、患者さんの動きが良くなったり、心理的なリラックス効果を得られることを多く経験します。


 この研究はまだまだ少ないようですが、これらの効果の要因として胎児がお腹の中にいるときの「揺れ」と羊水によって刺激される産毛の「揺れ」を思い出しているのではないかという考えもあります(久住、2018)。


 また、揺らすことで、全身の関節や筋も動きますし、それに伴う支持面との接触によって緊張した筋が緩んでくることも考えられそうです。


 先ほどリラックス効果といいましたが、このリラックス効果により、消化・吸収、心臓や呼吸、排便、免疫、ホルモンなどの動きを調整する自律神経の動きが活性化される可能性もあるのではないかと思います。


 様々なメカニズムが複雑に絡み合って「揺れ」の効果が反映されるのかもしれません。私は専門ではありませんが、精神科の患者さんにも提供することに意義があるのではないかと考えております。


 心理的要因と関連しているという頭痛や慢性腰痛の方にもどれほどの効果をもたらすのか気になるところです。

 

 現在課題としている研究を終えることができたら、自律神経指標や心理尺度、エコーなどを用いてぜひ検証してみたいと思います。