眼球のメカニズムは嫌になるほどの細かで複合的な構造になっているので、いつも理解に苦しんでいます。
そこで、今回は上斜筋のみに注目してみました。
例えば眼球が内転した場合、Y軸が上斜筋の長軸方向となり、眼球が下転方向の作用となります(左目の方を参照)。
逆にY軸より36°外転位となると、下転の働きはなくなり内方回旋だけの作用となることが分かります(右目の方を参照)。
これを他の筋が入るとさらに複雑になりそうです・・・。
患者さんの断続的な動きは、このような筋の逆転作用も多少なりとも関与しているのでしょうか。
この図は、上斜筋が単独で滑車神経核と連結している分かりやすい図となっています。
参考文献
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