前回のブログでは、分散と標準偏差について述べました。
山の形をしている正規分布で、でた数字によって山の形の特徴を表しました。
今回は、学校の成績でよく使われている偏差値です。
偏差値は50が真ん中と言われていることから、山の形のど真ん中が50と想像します。
偏差値の計算式は、
まずは、Zi=個々の点数-平均点÷標準偏差
偏差値=10×Zi+50→つまり、平均点をとると、Ziが0になるので偏差値は真ん中の順位の50!!
となります。例えば、科目67点-平均点53点÷10(ここでは10)とします。これを計算すると、、、
計算すると偏差値は64となります。ちなみにZiが1.4でした。つまり、標準偏差10に対し、1.4倍!!ということになりますね。真ん中の50の+方向に14進んだ位置になりますので、この67点という成績の偏差値は64です。
では、この偏差値平均50から+の方向に14の位置、つまり64とはどのくらいのレベルなのか。。。
ここでブログでだした標準偏差の範囲は、1SDと呼ばれるようで、この範囲は真ん中から+面と-面両方含めて64%の割合をだすようです。つまり、真ん中から32%の位置になります。
偏差値の場合、1SDは60、2SDは70の位置になるようです。つまり、偏差値64の数字はど真ん中から+32%以内の人たちよりも上の位置になるということになります。
1SDが64%となるようですが、100%より64%を引くと、36%になります。つまり、真ん中より+32方向、50以下の位置が2SDの範囲となります。偏差値70を超えたら、全体のわずか2.5%内の順位になるのですね。
参考資料
東京福祉大学 心理学統計資料、 桜美林大学 心理統計学資料
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